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知って得する!バターとマーガリンの違いと使い分けのコツ 〜健康・使い方まで完全解説〜

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はじめに:バターとマーガリン、何が違う?

「バターとマーガリン、どっちを使ったら料理がおいしくなるんだろうか?」「どっちの方が健康にいいんだろうか?」そう思っている方も多いはずなのでまとめてみました。
結論から言うと、
料理にはどっちがおすすめ?→風味を楽しみたいならバターがおすすめです。節約したい場合や、お菓子をサクッとした食感にしたい場合はマーガリンがおすすめです。
どっちの方が健康にいい?→よく話題にあがるトランス脂肪酸の含有量はどちらもあまり変わりません。なのでどちらが健康にいいとははっきり言えないです。

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目次

  1. バターとマーガリンの基本的な違い
  2. 栄養成分の比較:バターとマーガリンのカロリーと脂質
  3. どっちを使ったら料理がおいしくなるか?
  4. どっちが健康にいい?トランス脂肪酸って大丈夫なの?
  5. まとめ:バターとマーガリン、どちらを選ぶべき?

1. バターとマーガリンの基本的な違い

バターとマーガリンは作り方が全く違います。バターは動物油、マーガリンは植物油が由来となっています。
バター:生乳を撹拌して作る。
マーガリン:植物油に水素添加をして固形化して作る。

バターは作ろうと思えば家でも作れます。生クリームをペットボトルに半分くらい入れて振り続ければできます。(5分くらい振り続けないといけませんが)
一方でーマーガリンは家で作るのはほぼ不可能です。植物油はそのままでは常温で液体ですが、科学的に水素を添加することで常温で固形になります。これは「水素添加」と呼ばれています。また、マーガリンは原料を高温処理する加工工程があり、その工程で体に悪いと言われているトランス脂肪酸が発生します。このことから「マーガリンは体に悪い」と言われる事があります。
それから、マーガリンに似たものに「ファットスプレッド」というのがあります。基本的にマーガリンと同じように作られていますが、マーガリンよりも脂肪分が少なく水分が多いです。なので柔らかくパンに塗るときに広げやすいです。

2. 栄養成分の比較:バターとマーガリンのカロリーと脂質

バターとマーガリンの栄養成分を比較してみましょう。

栄養成分(100gあたり)バターマーガリン
カロリー約720kcal約760kcal
脂質約80g約82g
飽和脂肪酸約51g約18g
トランス脂肪酸約2~4g(天然由来)約0.2g〜8g(製品による)
コレステロール約215mgほぼゼロ
  • バターの栄養特性
    ・ビタミンA、D、Eが豊富
    ・良質な動物性脂肪を含む
    ・天然の栄養価が高い
  • マーガリンの栄養特性
    ・コレステロールが少ない
    ・植物性油脂が中心
    ・ビタミン類を添加

3. どっちを使ったら料理がおいしくなるか?

用途によります。バターが向いている料理もあるし、マーガリンの方がいい料理もあります。
魚や野菜を焼くときはバターのほうが香りが立ちます。マーガリンは香料で香りがつけられていますが、やはりバターの濃厚な香りにはかないません。
だからといってマーガリンはダメダメかというとそんなことありません。お菓子を焼くときはマーガリンのほうがサクッとした食感になります。食パンに塗るときなんかも、マーガリンはバターより柔らかくのびるので塗りやすかったりもします。
それから、味ではなくコストの話になりますが、マーガリンはバターに比べて価格がやすいので大量に料理を作るときや材料費が限られているときはマーガリンの方がいいと思います。
バターがおすすめ:じゃがバター、魚・貝・野菜などのホイル焼き、シチューの仕上げなど。風味を楽しみたいときにおすすめです。
マーガリンがおすすめ:お菓子(サクッと仕上がる)、食パンに塗る(塗りやすい)、大人数の料理を作る(価格が安い)

4. どっちが健康にいい?トランス脂肪酸って大丈夫なの?

マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれていて体に悪い、という話を聞いたことある人も多いともいます。昔はマーガリンの加工工程の水素添加でトランス脂肪酸が多くできていました。しかし、最近のマーガリンは技術の進歩でトランス脂肪酸がとても少なくなっています。逆にバターにもトランス脂肪酸は含まれています。なので、バターとマーガリンのどちらにトランス脂肪酸が多いかはそれぞれの製品にもよります。
なお、世界保健機関(WHO)の推奨するトランス脂肪酸の摂取基準は「総エネルギー摂取量の1%未満」となっています。これを見ると厳しい基準のように思うかもしれませんが「総エネルギー」なので、お米やパンなどの炭水化物や、肉や魚などのタンパク質からのカロリーも含まれてます。また、バターやマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は100gあたり1~2g程度なので、仮にすべての料理に使う油をバターやマーガリンにしていても推奨基準を超えることは考えにくいと思います。
そもそも日本人は欧米人に比べてトランス脂肪酸を含む料理(フライドポテト、スナック菓子、菓子パンなど)を食べる機会が少ないので、個人的にはトランス脂肪酸についてはあまり気にしすぎなくてもいいかなと思います。

5. まとめ:バターとマーガリン、どちらを選ぶべき?

バターのほうが風味があるので、私がいつも使っているのはバターです。でもマーガリンの方が安く売られていて迷うときもあります。
どちらが健康に良いかはあまり変わらないと思います。


この記事が、バターとマーガリンの選び方についての参考になれば嬉しいです。自分のライフスタイルや健康状態に合った選択をして、美味しい食生活を楽しんでくださいね。


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れいん
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こんにちは!調味料の魅力や使い方を深掘りするブログを運営しています。醤油の種類の違いやバターとマーガリンの違い、さらには家庭で本格的な中華料理を作るために揃えておきたい調味料など、料理に欠かせない情報をわかりやすくお届けしています。 このブログでは、調味料の基本から意外と知られていない豆知識まで、幅広いトピックを扱っています。料理をもっと楽しみたい方や、味の違いにこだわりたい方に向けて、実用的で役立つ情報を発信しています。調味料の世界を一緒に探求して、日々の料理をワンランクアップさせてみませんか?
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